成城中・徹底攻略【理科】

総評

試験時間が30分ということもあり、問題数は少なく、また基礎的な内容からの出題である。

2019年度から2022年度まで、大問3つから構成されていて、途中で計算問題が出題される。

どの分野からもまんべんなく出題されており、どの単元も基礎はおさえておきたい。

大問1は2019年度は、水溶液の中和から4問。

2020年度は、水溶液と結晶、浮力から6問。

2021年度は、生物の共生から5問。

2022年度は、総合問題形式で、物資の三態、水溶液の性質、燃焼から5問だった。

2022年度の大問1は、2021年度から大学入学共通テストが始まり、これまでのセンター試験の知識、技能を問われる問題に加え、思考力や判断力なども重視される問題が出題されるようになったことから、大学入試を意識して作問されたと考えられ、成城中に限らず、他の私立中でも、都立中の適性検査のような総合問題形式の出題が近年増加傾向にあると実感している。

大問2は2019年度は生物分野から、外来種や受精、「えら」の働き、凪から6問。 

2020年度は、恐竜やその生きた時代、鳥類の呼吸方法から計算を含む6問。

2021年度は、気体と液体の体積と圧力から6問。

2022年度は、「ばね」と「てこ」から計算問題を含む6問だった。

2019年度は成城中の臨海学校の感想文からの出題もあり、総合問題形式での出題であった。

2022年度のてこやばねの伸びは中学入試の基本なので、原理をしっかり覚えておきたい。

大問3は、2019年度は浮力、密度から6問。

2020年度は、物質の三態、熱量から6問。

2021年度は、浮力、岩石や気象について5問。

2022年度は、太陽系の惑星、公転周期から6問だった。

2022年度はここ四年間に出題されたことのない太陽系についての出題で、下記にC問題(難問)として紹介するが、かなり考えさせられる記述問題もあった。

来年度もこれまでと違った形式で作問されることが予想される。

そこまでの深い理解は必要ないので、基礎的な内容を、どの分野から出てもいいように身につけてから臨みたい。

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